雑記

【書籍紹介】 心がざわつく本:福本伸行著「人生を逆転する名言集」

マイ書棚に埋もれていた書籍を紹介します。

福本伸行著

「人生を逆転する名言集」

2009年の第3刷発行時に購入したので、10年以上も寝かせてました。

当時、漫画「カイジ」の人気が上がり、福本先生もメディア登場され始めていました。

藤原竜也主演で映画化されたのもこの頃です。

「カイジ」シリーズを中心に、「アカギ」「金と銀」「最強伝説黒沢」など福本先生の人気作品の名セリフを集めた書籍です。

最近のビジネス系YouTuberでもビジネスに役立つ漫画10選みたいな感じで、「カイジ」を紹介している方がいましたが、そのタイトル通り、人生に役立つ言葉がビシビシを綴られているんですよね。

私も「カイジ」を夢中になって読んでいた時、カイジの言葉に奮起し、利根川の罵詈雑言に心底、打ちひしがれました。

本当に心に響いてくるんです。

10年前、さわりの部分しか読んでませんでしたが、今、改めて読み直して、これまでの人生を振り返り、これからの人生を再設計しようと思っています。

ということで、私の心がざわついた名言3選をご紹介したいと思います。

心がざわつく福本作品名言第1位

「勝たなきゃ誰かの養分…」 

賭博黙示録カイジ 第33話

限定ジャンケンで脱落していく敗北者たちを見て、カイジが言った一言。

世の中の多くの人間は、なんとなく悲劇とは無関係、他人事だと思い、生きている。

しかし、自分で行動して、勝ち取っていかなければ、悲劇、悲惨なことが襲い掛かってくることが実は当たり前の世の中だということに気が付かない。

カイジは「それは船の外界(そと)も変わらない」と気づきます。

心に刺さります。

何となく生きているうちに、気づかないうちに多くを搾取され、誰かの養分になっていたことを…

人生、戦いがすべてではありませんが、自分から行動し、勝ち取っていかなければ敗北者になってしまう。

そんなことに気づかせてくれた言葉でした。

 

心がざわつく福本作品名言第2位

「オレの、オレによる、オレだけの…感動だったはずだ!」 

最強伝説黒沢 第1話

主人公黒沢はサッカーワールドカップ日本代表の活躍に涙を流しながら感動していたが、

ふと自分は只の傍観者だったと気づいてしまう。

他人の感動はしょせん自分の感動ではない。自分の汗を一滴もかかず、傍観しているだけで

得た感動は本物であるはずない…

心がざわつきました。

これ、私の事だ…と。

自分自身で行動して、感動したことって何かあったけ…

感動して涙を流したのは、漫画、映画、ドラマ…いつもフィクションの世界。

それはそれで素晴らしい感動や考え、時には人生観を変えるほど影響を及ぼすものもあるとは思いますが、やはり大事なのはリアルな体験、経験なのでは、と。

だから、私は今、こうしてブログを書き、YouTubeやツイッターなどSNS、新しい仕事にチャレンジしようとしています。

限られた時間なので、いつ死んでもいいように、悔いのない生き方をしたい、と心から感じました。

心がざわつく福本作品名言第3位

「一生迷ってろ そして失い続けるんだ… 貴重な機会(チャンス)を…」 

賭博黙示録カイジ 第73話

鉄骨渡りゲームを前に躊躇する参加者たち。

そんな彼らに冷たく言い放つ利根川の言葉です。

逆を言えば、チャンスが訪れたら、迷わず動け!ということですね。

いつまでもクズグズ迷って、決断できない人間は一生迷い続け、何も手に入れることなく、人生を終える。

今、自分は最近の中で、仕事や収入など最悪な状況なのですが、思わぬ時間ができました。

その時間を利用して、こうして初めてブログを書き始めました。

まさに、今動かなければ、何も変わらない、そう思い、つたない文章ですが、こうして書いています。

福本先生の漫画や昨今のビジネスYouTuberの方の言葉で、「行動」というキーワードが頻繁に出てきます。

「行動」がすべてなんだと、ホントに思います。

「人生を逆転する名言集」にはまだまだ為になる言葉がたくさん紹介されていますので、機会があれば、また、ご紹介してきたいと思います。

参考になられた方は、ぜひ、本を手に取って読んでみてください。

電子書籍も便利ですが、

「紙の本を読みなよ」by 槙島聖護(『サイコパス』)

です。