書店の店頭に並んでいるのを見て、衝動的に購入してしまいました。
「ものがたりの家ー吉田誠治 美術設定集ー」
表紙の第一印象がわくわくする図柄なんです。
古今東西、時代もいろいろな家、建物が並んでいます。
これが全部著者の空想の家なんだそうですよ。
中身をチラ見せ。
中身は実際に本を手にとってみて欲しいんですが、様々な国、時代、実在してそうなものから、ファンタジー映画の設定みたいな遊び心たっぷりの家まで。
好きな人にとっては、眺めているだけで飽きないと思います。
小物、インテリアの説明もあって、住んでいる人物がどんな人なのか想像が膨らみます。
正確な間取りも記されていて、まるで異世界の物件情報のような感じでもあります。
著者は吉田誠治さん。
恥ずかしながら初めてお聞きした名前だったので、調べてみました。
「WEBサイトCREATORS STATION」から引用。
背景グラフィッカ・イラストレータ。
東京都在住。PC向け美少女ゲームメーカー「鯖」の原画兼グラフィッカ兼背景を経て、独立。フリーで背景グラフィッカとして活動、京都精華大学の非常勤講師も務める。近著に「吉田誠治作品集&パース徹底テクニック」や「ものがたりの家 -吉田誠治 美術設定集-」など。個人活動にも積極的で、同人誌「ものがたりの家I」「ものがたりの家II」を制作。Twitterで広く知られるようになった「ワンドロ」(ワンアワー・ドローイング)配信などでも話題になった。
PCゲームの背景などをお描きになる「背景グラフィッカ」なるお仕事をしているそうです。
どうりで設定が細かい訳ですね。
実際にキャラクターが生活し、物語を紡ぐ場所なので、適当な設定だと物語が破綻してしまいますもんね。
また、YouTubeでも配信をしていて、「ワンドロ」:ワンアワードローイングの略。何らかのお題を決めて、1時間で描けるだけ描くパフォーマンスなども精力的に行っているそうです。
いや~素晴らしいアーティストに出会えました!
私が知らなかっただけですけど…
この人の家のイラストを見ていると、立体物を見たくなってくるんですよね。
CGじゃなくてミニチュアで!
なので、いつか「ものがたりの家」のジオラマ制作に挑戦してみたいと思います。
本当に才能に溢れてて羨ましい。
ということで、「ものがたりの家ー吉田誠治 美術設定集ー」をご紹介しました。
電子書籍に興味あるけどまだ使っていない私でありますが、
このような美術本は絶対紙の本で読んだ方が良いと思います。
「紙の本を読みなよ」by 槙島聖護(『サイコパス』)
最後まで駄文をお読みいただき、ありがとうございました。